楽しいですよね。
今日はそんな感じで僕がよく下山で使うことが多いカスケードバレイ(杣谷道)について書いてみようかなって思います。
目次
小滝の連続する小川を何度も渡るアドベンチャーロード、カスケードバレイ
カスケードバレイ(杣谷道)は摩耶山と長峰山の間を流れる杣谷川沿いの谷道。杣谷川は都賀川の上流域です。
歴史的にも古く江戸時代に整備された徳川道の一部にあたります。
ちなみに
徳川道(西国往還付替道)とは、日本が開国を迎えた江戸時代末期(1868年)に。外国人とのトラブルを避けるため、海沿いの主要幹線である「西国街道」を大きく迂回する石屋川から杣谷・小部・藍那・白川・高塚山を経て大蔵谷に至るバイパスとして、幕府の命により完工しました。
しかし、実際には利用されないまま開国を迎え、この道は廃止されましたが、大正年代より六甲を歩くハイカーたちに利用され、いつしか「徳川道」と呼ばれるようになりました。
また、石屋川から杣谷峠の区間は「杣谷道」・「カスケードバレイ」と呼ばれ、ハイカーたちに親しまれています。
カスケードバレイにある看板
カスケードとは小滝、バレイは谷。小滝の谷というだけあって小さな滝が点在している道です。
僕がこの道を下山につかう最大の理由、それはこの登山口へのアクセスがちょっぴり大変だからです。。最寄りの駅から登山口までアスファルトの急坂を登っていかないとカスケードバレイの登山口にはたどり着けません。下山なら坂道なのでまだマシですw
あとはカスケードバレイを下山すると温泉などに立ち寄ることができます。灘温泉なんかイイ感じです。これがカスケードバレイを下山に使う理由のひとつ。
出典:灘温泉水道筋店
そしてこのカスケードバレイは個人的にはあまり初心者の方にはオススメしません。
カスケードバレイは道が狭く谷沿いなのでちょっとひっそりしています。足元ばかりをみているとルートを見失ったりしてしまいます。そしてちょっと急。道も濡れていたりするので滑りやすい。
ルートは滑りやすいので足元を見ることはもちろん大切ですが、、ときどき顔を上げながら広い視野をもちながら歩くことで道に迷うことは回避できます。
人も少なくアドベンチャー感覚を味わえるので、ちょっとした冒険をしたい方にはオススメのルートです。
地図は必ず持っていきましょうね。
らくらく登山計画@YAMAKEIonline
YAMAKEIonlineは簡単な操作でコースタイム付きの地図を確認できます。
地図を確認してコースタイム、距離、高低差などなど瞬時にわかっちゃう。とっても便利です。
写真はYAMAKEIonlineより
デジタル派の方は使ってみてもいいかもしれません。ただ山の中でスマホのバッテリーがなくなったら困りますのでアナログな地図と併用で。
杣谷峠—カスケードバレイ
このときは上野道を登ってきて摩耶山掬星台でお昼ごはん。そして下山をでカスケードバレイを使いました。上野道での登りの様子はこちらの記事をみてくださいね。
杣谷峠にはトイレがあります。ここで用をたしてからいきましょ。
下山には2つのルートを使えます。
左は長峰山道、右が杣谷道(カスケードバレイ)です。2021年10月現在、長峰山道は通り抜けできないようです。
カスケードバレイは谷沿いの道なのでうっそうとした雰囲気です。
道標はところどころに立てられています。
道は結構狭いです。
杣谷川に沿って下山していきます。
滑りやすいので注意しながらいきます。
木々が生い茂り、小川が流れていてマイナスイオンをふんだんに感じることができます。
このときに着ていたのがマウンテンジョニーのTシャツ。普段着としてもつかえる山の速乾Tシャツです。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
↓
山でも街でも使えるゆるい感じがちょうどいい!MOUNTAIN Johnny(マウンテンジョニー) のネイビー蓄光Tシャツ
思わず歩いて行ってしまいそうですが、道しるべには『行き止まり』もしっかりと伝えてくれます。気を付けながらいきましょ。
ルートを見失いそうな時はシッカリ顔をあげて広い視野を保つことが大切。
ところどころに砂防ダムがあります。砂防ダムの周辺はガッツリ登ったり下ったりするところが多いです。ときどき鎖をつかいながらね。
たまに開ける景色。眼下には神戸の街並みを眺めることができます。
バリエーションに富んだ道。楽しいね。
ところどころ通行禁止の道もでてきます。大自然だから台風なんかで道が崩れたりしているところがあるんです。
ここ昨今の大雨や台風なんかでダメージを受けているところがでてきています。。。
下山だけど結構、達成感があるルートです♪
このあとは住宅街を抜けて最寄りの駅へ。途中で温泉なんかに立ち寄るのもイイですね♪
晩秋にいくと紅葉もきれいだったりします♪
カスケードバレイ まとめ
冒険心をくすぐるカスケードバレイ。都賀川の上流域の杣谷川沿いのステキルートです。
道が狭く足元も滑りやすかったり、ところによっては道がわかりにくい場面もあるので注意していきましょね。
登山ではまず足元にこだわりを・・・。
山道を歩くのにあまり慣れていない方はくるぶしまであるハイカットやミドルカットの登山靴がオススメです。
ローカットのシューズでオススメはスカルパのイグアナ。とっても軽くてソールはしっかり。軽めのハイキングにいい感じです♪
スカルパのイグアナの詳しいレビュー記事はこちらです↓
【アプローチシューズ】わたしに合う靴がないーー!そんなあなたにはぜひ靴難民の救世主を!SCARPA IGUANA (スカルパ イグアナ)
そして縁の下の力持ちのインソール。僕はSUPERfeetを使うようになって長い距離を歩いても疲れにくくなりました。
そしてリュックはRawlow mountain worksのBambi。容量は26L 。フィット感があって背負ってる荷物が軽く感じますっ!
普通のリュックだと背面長がきちんとあってないとしっくりきませんが、Rawlow mountain worksのバックパックは上半身に重さが乗るように設定されているので、どんな人にも合わせやすいのが特徴。
イメージとして腰に重さが乗っかるのではなく胸と背中の広い部分でもつイメージ(個人的感覚です)とっても背負いやすく、デザイン的にも山だけでなく普段も使えるようなスタイルなのでおすすめです。
それと道はシンプルではありますが地図は必ず持っていってね。。
六甲山系ってほーんと色々な登山道があるんです。
あの道を通ってあそこに向かって今日はあの道で下山してみようかな。
慣れてくるとこんな感じでオリジナルの楽しみ方も出来ちゃうんです。