須磨浦公園から宝塚までの公称56km, 累積標高3000mを11時間以内にエンジンなどの動力を使わずにゴールへ向かうっていう大会。
そのリタイヤしたときは言い訳をすると、その1か月前にぎっくり腰をおこしてなんとか大会に挑んだけど結局、大竜寺でリタイヤ。ちょっとモヤモヤしてたのでもう一度チャレンジしてきました!果たして今回はどうなるか・・・。
朝4時に起きて始発に乗るつもりが少し寝坊。。それだけならまだしも電車の揺れが気持ちよくって寝過ごすっていうね・・・。
目次
ひとり六甲全山縦走
6:40 須磨浦公園
本当は6時には出発したかったんだけど、なんだかんだで6時40分スタート。ピリッと冷えた空気が気持ちいい。。
海から上がってくる太陽と共に僕の挑戦もスタート♪
のっけからそこそこの階段が続きます。体はまだ起きてない。少しずつじんわりと登っていくと。。
7:04 旗振山
太陽が少し昇ってきて、日差しはやさしく暖かい。
それはまるでのび太のおばあちゃんのように優しく暖かい・・・
のんびりすることもなく出発。
そして次は鉄拐山。何人かのハイカーさんとご挨拶。
7:19 おらが茶屋
ここには茶屋があります。ここにはトイレがあるので休憩もできます。
せっかく登ってきたんですけど、またここから下っていきます。。次に登る山が見えています。
高倉台の街へ。ここでは住宅地を通りますので全山縦走のときも静かに歩くようにしましょうね。ここには自販機があります。
高倉台を抜けると、どーーーーーんとそびえる400段階段!ゆっくりけば大丈夫です♪
階段を登ると・・
7:39 拇尾山
56kmも歩くわけなので昼ごはんとかの大きな休憩はとらない方がいい。時間もとられちゃうし、胃にも負担をかけてお腹が痛くなったりしてしまうから。だから僕のスタイルは小さなおにぎりで補給しながら進んでいきます。
こまめに補給しながら進んでいくと・・・
どーーーーーんと眼下に広がる須磨アルプスです。その山容から馬の背なんて呼ばれています。
馬の背っていう名前がありますが、どちらかというとステゴサウルスの背・・・
とってもかっこいい場所です。大好きな場所のひとつ。
振り返ってみたり、写真をとりながらしばし過ごします。
動画もよろしければ・・
ちょっと名残惜しいですがまだまだ道のりは続きますので先を急ぎます。
400段階を登ってきたりしたのにまた下山(笑)前半戦はこれの繰り返し。妙法寺のあたりを抜けていきます。
そうそう、この時のレイヤリングを紹介しておこう。このときは軽く走りながら進んでいたので薄着。Tシャツとご存じ?!メリノウールの腹巻。そして手にはウールのアームカバー。この組み合わせ、ランナーさんには調子いいと思いますよ。
山歩きには少し寒いのでTシャツの下に薄手のメリノウールのロンTがよろしいかと。このときの気温は10℃前後。
このバカボンのパパスタイルがいい感じです。
妙法寺の街中を抜けて次は・・・
8:54 高取山
ここでトイレ休憩・・
高取山を下山。もーーー、登ったり下ったり何度繰り返すのーーーーっていうね(笑)
丸山の街は僕は何度も迷子になったことが(笑)大会当日は参加者もいるしボランティアのみなさんもいるので大丈夫だとは思いますが・・。街中には看板もついてます。
鵯越駅の脇をぬけて川沿いの道。・・・とここでちょっと休憩。なんか足がだるくなってきたのでちょっとストレッチとマッサージ。
ここから急登。ちょっと気合い入れて登らないといけないのよね、ここは。写真を全然撮ってないので臨場感が伝わらないかなーー。っていうか写真を撮る余裕がなかったっていうね(笑)
10:30 菊水山
なんとか登りきって菊水。ゆっくり休憩したいところだけど、夜暗くなる前にゴールしたいのでここでは休憩なし!
アポロを食べながらまた下山。。あれだけの急登を登ってきたのにね(笑)
台風の爪痕がこんなところにも。
天王吊橋
あれ?これってツツジ?いやーでも季節が違うよね??
そんなことを思いながらまたひたすらに登って・・・
11:15 鍋蓋山
鍋蓋山から一気に下って大竜寺へ。ここでポカリスエットをゲット。ここで気持ちよくなってかなり飛ばして走ってしまいました。
11:42 市が原
なんとか日が明るいうちに宝塚にゴールしたい!っていうのも、東六甲の縦走路は知ってる方は知ってると思いますが、夜になるとほんま真っ暗。そして少し怖い(笑)
だからね、日が暮れる前になんとか宝塚にたどり着きたい!ってことで登りは走れませんが、下りや平地はちょっくら飛ばしながら進んでいきます。。
市が原もすーーーーっと通り過ぎます。あ、ここでトイレと自動販売機があります。
このときの気温が11℃。運動量も結構あったので、相変わらずTシャツとウール腹巻で調子よかったです。
めちゃくちゃオススメなのでここでも添付しておきますね。
市が原をあとにしてここからも急登。いざっ、摩耶山へ!
・・・・前半で少し飛ばしすぎてちょっとバテ始めました。しかもおにぎりも早くも全部食べてしまうっていうね。あーーー、足りなかったーーーー。次来るときは小さなおにぎりを10個用意しよう。
・・・ということでチョコレートやソイジョイなど行動食を食べながら進んでいきますがやっぱりおにぎりにはかないません。
ここらへんではこんなことを考えていました。
「摩耶山でちょっとお腹を満たしていこうか。それとも、行動食でつなぎながらガーデンテラスでごはんを食べようか・・・」
暗くなる前にゴールしたかったのでガーデンテラスまで乗り切ろう!って思っていたんだけど、やっぱり摩耶山はやっぱりガッツリ。市が原から1時間ちょっとの登りを終えたところで、やっぱり摩耶山でごはんを食べていこうって決心しました。
13:15~13:45 摩耶山
摩耶山へなんとか到着。気温ががっつり下がってきたので、さすがにTシャツだと寒い。。インサレーション(化繊わた)をはおりMonte702にてカツカレーを食べました。美味しかったなーーー♪
モンテにいるse-koさんのお友達のなおさんがチョコレートをくれました。いやーーー、美味しかったーー♪またここから頑張れるーー!!
なんか気温がぐんぐん下がるのを感じます。少し雨もぱらついたみたい。くーーー、早いところ切り抜けよう!
摩耶山頂から走ろうと思ったけど、「あれ、身体がめちゃくちゃ重い。そして足が痛い。そしてめっちゃ寒い・・」ちょっと休憩が長すぎたか、身体の調子がよくない。
ここからのアスファルトの道はなかなかに堪えます。とにかく足が動かなくなってきていたのでとりあえず歩いていきます。。体がとにかく重い。。。足が痛い。。とにかく無心で進んでいきます。。
15:30 ガーデンテラス
そうこうしながらなんとかかんとか、ガーデンテラスに到着。うーーーん、足が動かなくって走れなくなってきてるから明るいうちに宝塚に到着するのは絶望的になっていました。暗いところで歩くのイヤだなーー。でもしゃーないなと覚悟を決めていた頃です。
このときは六甲ミーツアートを開催中でガーデンテラスのあたりでも芸術作品が展示されていました。六甲枝垂れのところにも何か見えるね。
ちなみにこの日は家族とは別行動、この六甲ミーツアートに来ていました。
で、、まさかのーーーーーーーーーー!!別行動中の家族に出会うっていうーーー!こんなことってあるんだね。お互いにビックリ!まーー、これで少しパワーをもらいました♪
そしてみほちゃんからアミノバイタルをもらいました。そしたらね、なんとまた足が動き出したーーーー!!
太陽がどんどん低くなってきました。少しでも明るいうちにゴールしたいけど・・・
17時過ぎからあたりはどんどん暗くなっていきました。山からみる夜景がとってもきれい。でもここら辺の闇が結構深い。。で、このころになると真っ暗なので走るのは危険。速足で通り抜けます。。
ときおり出てくる道標を確かめながらね。
19:02 宝塚
塩尾寺からのアスファルトの下りが足に堪えます。そしてあたりは真っ暗。長い下りを通り抜けて、街中を抜けると・・・・・
ゴーーーーーーーーーーールーーーーーーーー!!!なんとかかんとかゴールです。やっぱり長いですね。でも達成感はハンパない!やっぱり楽しいなーー♪
足にとにかくキテいたのでとにかくゆっくりとお風呂へ入りたかった。筋肉痛がもうすでにキテいたのでとにかくゆっくりとほぐしたかったな。でも心は達成感で満ち溢れていた。。
なぜ、六甲縦走なんて過酷なことするの?たまに聞かれるけど、やっぱりこの自己満足な達成感なのかな(笑)あとは歩いてるときに頭の中がクリアになっていく感じ。この感覚ってなかなかないもんね。
ひとり六甲全山縦走の装備
出来るだけ荷物は軽くしていきたいですね。とはいえ必要なものはしっかり持って。
レイヤリング(着るもの)
・Tシャツ+ウール腹巻(※歩くときはメリノウールのロンTをTシャツの下に)
・ロングパンツ(足上げの良さは短パンかな。その際、ウールのタイツをぜひ)
・薄手のウールのネックウォーマー、リストゲイター(アームカバー)
・ウールの靴下は途中で履き替えることをお勧めします。(長い距離を歩くとさすがのウールといえども濡れてきます。濡れてくると靴連れやマメの原因となります。僕の場合は摩耶山で履き替えました)
・体温調整のための行動中の羽織モノ(寒がりさんはフリース、僕の場合はそこまで保温性のないはおり)
・レインウェア
・わたもの(ここは意見が分かれるところだと思うけど、調子が悪くなると体はめちゃくちゃ冷えてきます。僕の場合は摩耶山のあたりから着ていました。気温にもよるけどもっていっておくと安心。)
小さいけどめっちゃ使える小物。指も使えるのでスマホを扱ったりできて便利。手首を温めるって効果的。
ウールの靴下は予備も持っていってくださいね。
装備
・地図
・ヘッドランプ(これは絶対忘れないでね)
・救急セット
・ストック(登ったり下ったり、足への負担がハンパない六甲縦走。特に下りで膝やももの筋肉を温存しておきましょう)
今はこんなセットもあるんですね。
行動食
56kmも歩き続けるので消費カロリーがハンパない。食べながら歩く感じでいきましょうね
・小さく小分けにしたおにぎり(僕の場合は10個必要だったかな。5個しか持って行かなくて摩耶山の前でなくなりました)
・ソイジョイなどのエナジー系のバー×3本
・ウイダーインゼリーなどのゼリー状のもの(疲れてくるとのど越しのイイスルッとしたものが美味しい)
・ナッツ系
・チョコレート
・グミ などなど。もちろん好みもあるからね。できるだけ軽くてカロリーが高いものを持っていきたいね。
六甲全山縦走はなかなかの距離ですがやっぱり達成感がハンパない。チャレンジしてみます?
数年前に六甲キャノンボール大会に出場してリタイヤをした経験があります。