寒くなってくると特に冷え性の方にとってはツライ季節ですね。
でもねでもね、ちょっとした工夫でその冷えを軽減できるかも?!是非メリノウールを試してほしいんです!
目次
冷え性さんにはメリノウールを!
その時に知ったのがメリノウールの存在。
セーターやカーディガンなどいわゆるウール製品は知っていたけど、アウトドアで使われているものとはちと違います。
アウトドアでウール製品といえば、代表作はベースレイヤー(一番下に着る下着)や靴下など。それらは直接肌に触れてもチクチクすることなく(個人差はあります)快適。
感じたことありません?
真冬にコートやダウンを着ていても体の芯がブルッて寒いって思うこと。
たくさんのお客様とウールのお話をし自分でも使ってきていえること。
ダウンやフリースなどは体を暖めます。
そして一番下に着るメリノウールは・・・体を冷やさない。ってこと。
このニュアンスを伝えるのが難しい・・(笑)
とにもかくにも、夏場のクーラーなどで寒い。冬場はもちろん寒い。山でも体が芯から冷える。。。そんな冷えを感じている方は是非メリノウールを試してほしいんです。
メリノウールのアイテムは山登りだけでなく普段や旅行なんかにも使えますよ。
メリノウールって何?
メリノウールとは、メリノ種の羊からとれる羊毛のことです。
メリノ種は主にオーストラリア、ニュージーランド、フランスなどで飼育されており、ウールの中で最高の品質を誇っています。
そして肌に直接触れてもチクチクしないのはメリノウールの繊維の細さによってです。
メリノウールは繊維の細さに応じて名前が異なり、ファインメリノ(19.5〜21マイクロン)、エクストラファインメリノ(19.5マイクロン以下の極細)、スーパーエクストラファインメリノ(17.5マイクロン以下の超極細)となっています。
メリノウールの特徴
アウトドアではポリエステルやナイロンなどの化繊のものが多かったりしますが、メリノウールは羊の毛から作られる天然素材。
ここではそのメリットとデメリットを紹介していきますね。
めちゃくちゃオススメのメリノウールですがそこはやっぱり弱点もある訳で・・
デメリット
●生地がデリケート。
●毛玉が出来やすい。
ウールの繊維の表面は鱗片で、覆われています。これは、スケールやセレーションと呼ばれウールの特徴のひとつ。スケールは、人の髪の毛のようにうろこ状になっているため他の繊維に比べてからみやすいです。
●虫食いされる。
メリノウールは自然素材を使用しており、虫に好まれる素材。そのため、長期間保管する場合などは、虫食い対策をしてから保管してくださいね。
それでもデメリットを十分カバーするメリットがハンパないです。
メリット
●夏涼しく冬暖かい。
夏伝導率が低く、温度を一定に保つ性質のあるメリノウールは四季を通して快適。
暑く湿った時は体表より低い温度に保たれた生地が肌から熱を移動。オーバーヒートを防ぎます。
逆に気温の低い時は体の熱を外に伝えず暖かさを保ちます。
これめちゃくちゃすごいメカニズム。
●汗冷えしない
汗などの水分は繊維内に一旦取り込んでからゆっくり蒸散。
だから気化による急激な体温減少が少なくぽかぽかと適温を保ちます。
そう、ゆっくり乾燥するからいいんです。
●天然の抗菌・防臭効果
バクテリアは不快な臭いの原因。メリノウールはその繁殖を抑える抗菌作用があります。そのため、縦走や旅行など数日にわたる着用でもいつもフレッシュです。ちなみに1週間メリノウールのベースを着続けたことがありますが臭いは気になりませんでした。これが他の素材だとこうはいきません。
●優しい肌さわり
毛髪の約1/3~1/10という細さの繊維なのでとても肌に優しくチクチクしません。
●汚れにくい
羊毛繊維の表面は人間の毛と同じエピキューティクルという薄い膜で覆われています。
その膜は撥水性が高いので雨や水滴などは表面で弾きます。
さらに羊毛繊維は水分を含んでいるので静電気を起こしにくいといわれ、汚れやホコリが付きにくく、ポリエステルやナイロンは静電気を起こすのでチリやホコリを寄せつけやすいですが、羊毛はこの心配がいりません。
メリノウール色々
メリノウール素材のアイテムは色々な種類があります。ちょっと紹介しておきますね。
基本中の基本。ベースレイヤー。。
まずはベースレイヤーと言われる一番下に着るアイテム。まずはこれは1枚は持っていたいアイテムです。
ウールの靴下
冷えを感じるのは足元から。冬場はもちろんのこと、夏もオススメ。ウールって夏は暑いイメージがあるみたいですね。山だけじゃなく普段使いにもオススメ。
ウールの下着
肌に直接触れる部分。後回しにされがちなんだけどここがとっても大切。
写真は私が山へ行く時の必須アイテムで、もちろん今回も大活躍でした(^-^)
中でもイチ押しは腹巻!!! 肌に直接触れる物は全てwoolです。
昔は化繊の物をよく着ていたけど…気付けば全く着なくなったなぁー(汗)
woolは汗冷えしたり、臭くなったりしないし、保温効果も抜群なのに熱がこもらないから快適!本当に手放せなくなりました
あと! wool は冬のイメージがまだまだ強いみたいですけどーー1年通して使える優れものなんです!
四季を通して一緒にwool生活しませんか♡」
山に行く時だって、汗で濡れて不快だったり、行動中の揺れが気になったり、ストレスを発散しに山へ行ってるのに、下着が不快だと逆にストレスがたまります…。
ウールは季節と体温に合わせて常にちょうど良い体温を保つ事ができる優れた天然素材で、冬じんわり暖めてくれるのはもちろん、暑い日でもサラッとした肌触りで涼しく着ることができます。
smartwool のスポーツブラはホールド力も高く揺れを抑えてくれるので、登山時バストの揺れが気になっていた方にもおススメです◎
またワイヤーが入っていないので、山小屋で寝る時にそのまま付けて寝てもいいです。
ウール小物
手袋、リストゲイター、ネックウォーマ、帽子などなど。小物にウールを取り入れるだけで効率的に体を温めることができます。
超絶オススメ!ウールの腹巻
お腹を暖めるってのはとても効率的。冬場に暖かいのはもちろんのこと、夏場でもクーラーの効いたオフィスなんかにいる方は超絶オススメ。夏場は暑いけど意外と体は冷えてたりします。そんなときはお腹にウール腹巻。これ是非試してほしい。
それからこのブログでも何度かご紹介しているカナダのエンジョイアドバイザーの田中さんも熱いウールについての記事を書いています。とっても読みやすいのでよろしければそちらもみて下さいね!
どんなに上着を暖かくしてもブルって寒気を感じることがあります。そういう時はぜひインナーに目を向けてみよう。天然素材のメリノウールの下着は本当にびっくりするほど体を冷やさないから!僕もアウトドア業界にくるまでは知らなかったこと。
ウールユーザーさんたちの声もいろいろ
アクティブ女子あこさんのメリノウールのブログ
まずは、雪山にバックカントリーをしたりするアクティブな女子、あこさん。タイ古式マッサージのお仕事をしていて、身体のことに詳しく冷えに対しても色々考えがあるようです。そんなあこさんがお店のブログに、山を始めてから知ったウールのことを書いてくれています。
ただこのブログはなくなっちゃったんだけど以前に引用していた文章があるから紹介しておきますね。
ウール製品はまあまあなお値段がします。
靴下でも一足2000円~3000円。
靴下にそんな値段出せないよー!!
ってなる気持ちは、私も以前同じ気持ちだったので
よーーーくわかります。でも、
足の芯からくる冷えを軽減してくれて
消臭効果もあって臭くならず
汗もすぐ乾く。良さを知ってしまったら
決して高い買い物ではないと思います。しかも上の靴下達は古株ちゃんで5年。
結構長持ちします♪
そしてこのあこさんのブログを見て、カナダのトレッキングガイドの田中さんが続けてブログをカナダを旅する人たちのためにメリノウールについて書いていました!
カナダのトレッキングガイド田中さんのメリノウールのブログ
そんな田中さんのブログの中でとってもわかりやすくかみ砕いて頂いてるので抜粋すると・・・
①メリノウールの素材(繊維)がめちゃスペシャル。
②繊維の裏表にそれぞれの役割りがある。
③表は冷気・水・汚れ・シミ・細菌を寄せ付けない(家の屋根)
④裏は汗を吸収してくれる→ 蒸発ではないので体の熱も奪われない。
⑤結果、体温が一定になるから、夏の暑さや冬の寒さを感じにくい。井戸水みたい。
⑥1週間くらい着続けても体臭がつかない、匂わない。
まとめ→ 外気温に左右されない仕組みだから、冬に暖かいだけでなく夏は涼しい
冷え性さんにメリノウールをオススメする理由 まとめ
とりあえず、ウールの靴下から試してみるのがいいかもね。。
Alpen Outdoors
公式オンラインストア
Alpen Outdoors公式オンラインストアは登山・トレッキング用品、キャンプ用品など幅広いラインナップをお取り扱いしています。
たくさんの商品の中から楽しく選びたい方にオススメです。
- 全国に実店舗もアリ。
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などなど・・・
身体の芯から冷える感じ・・・。
そんな冷え性な私は冬に何を着たらいいの?